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2023.09.23 (Sat)  16:19

帰農学校vol.18

帰農学校vol.18
帰農学校vol.18
本日の授業は
『古式農術による秋野菜の栽培法』
農業全書をはじめ、会津農書 清良記 百姓伝記 江戸期の初めの頃に書かれた農書には、自然農法に通ずる農技や農術が多く描かれている。
今回はその中から 秋野菜の栽培法について解説させていただきました。
化成肥料や石油資材のなかった頃の農業を
現在の科学で分析すると 一つ一つの作業や
考え方が論理的で無駄が無い
自然農法や自然栽培は今に始まった農ではない 300年前の日本人が自然に敬意を払い 当たり前に日々やっていた事の再確認にすぎないのである。
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本日は埼玉県にて
江戸時代から明治にかけて来日した多くの欧米人たちは、一様に日本の都市や農村の美しさ、清潔さに眼を見張った。
当時の欧米都市が汚物と悪臭に満ち、常に伝染病の脅威にさらされていたからである。
明治のはじめに来日したアメリカの博物学者モースは、文明的だと信じていたアメリカの都市よりも東京の死亡率が格段に低いことに驚き、その原因をつきとめた。
日本の都市や農村が清潔なのは、欧米では捨て去られていたあらゆる廃棄物が「神秘的な方法」で処分、利用されているためで、とくに最大の廃棄物である人屎尿《じんしにょう》が貴重な肥料として農村に還元されているからである、と。
そして「すべての家の屑は奇麗にどこかへ持っていってしまうのでどこにも見えぬ」といい、「畑に肥料を運ぶ木製のバケツは真白でわが国の牛乳カンみたいに清潔だ」と述べている。
農村から都市へ、食料として搬出されていた土の養分は、さまざまな形で都市から農村に戻され農業生産力を支えていた。
一七世紀末の農書『百姓伝記』は、「繁昌の地近き所の不浄を取て、田畑を作り、万作毛を耕作する村里は、五穀、前栽、思うままに作り得る」と、都市廃棄物の得やすい農村の利点を強調している。都市の繁栄は農村の発展に結びつき、それがまた都市の生活を充実させた。
本日は埼玉県さいたま市見沼区
特定非営利活動法人見沼の里様主催により
『江戸農書とその時代』の講演を行いました。
お世話をいただきました三宅様
有難うございました。
関東の自然農法家 米農家さん多くの方に
お会い出来て刺激的な1日でした。
皆さん有難うございました。
農業全書にある
耕作種芸の事ハ 直に天道の福を専ら祈る事にあり
近代農業は機械で大地をひっくり返し
化成肥料で土を枯らし 農薬で多くの生命を
奪ってきた。
これらの行為は単に未来の実りを前倒しで
収奪してきたに過ぎない。
現にアメリカでは麦1トンを収穫すれば
圃場の土が2トン消えるという危機に直面し
現在50パーセントの農地は不耕起栽培となった
自分が自然農法に出会い30年近く
今 全国を回っている中で 自然農法や自然栽培を実践する仲間がこんな増えた事に感動と感謝しかありません。
まだまだこの国は立ち直れると
勇気をいただけます。
未来の収奪をただちに辞め
『万事天然にまかせ 時節を心長に待つ』
本日は広島県世羅町にある
『宇宙サロン世羅』さんにおいて
青原英彦さん主催にて
『江戸農書とその時代』の講演を行いました。
知った顔もチラホラとあり
若いママも沢山来ていただき
感謝です。
子供達のミライ一緒に造ってまいりましょう。
主催くださいました青原様
会場を用意くださいました宇宙サロン様
有難うございました。
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古人曰く農書『農業自得』には
「人間生養の根元にして、宝の第一なる穀物を作り出す百姓なれハ、天地自然の理を考へ勤め行ふ べき」と言う
また「私欲に迷ひ耕す」事は慎むべきと戒めている
「信の心にて勤むる故に、愚鈍といへ 共天地自然の徳」とも解く
古農農術は天地自然が第一 どんな理由があれ
ニンゲンの都合は後わまし 現在人には難しいかも
しれない。
本日の『江戸農書とその時代』は
広島市牛田公民館にておこなわれました。
今回も農を愛する多くの方が集まって
いただきました。
主催くださいました渡辺ご夫婦
参加くださいました全ての方に感謝いたします。
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明治以降の日本は、い西洋先進国に追いつく事を目標に、政治、経済、文化を運営してきた。  
しかし戦後の目覚ましい経済発展により、今や目標とする国は無くなった。
ならば西洋文明に翻弄されず、独自の循環社会を構築し265年間 外征も内戦も無かった江戸時代に学ぶべきだと考える。
日本人よりも世界の学者が絶賛した江戸古式農法
現実に単位面積あたりの生産高はヨーロッパの最新有機農業と比べて7〜8倍であった。
本日の講演は地元広島にて
帰農学校の生徒さんが主催してくださりました。
帰農学校 自然農塾の生徒さんも多くきてくださり
大変懐かしく 楽しい時間を過ごす事ができました。
主催してくださいました 中西さん 坂本さん 石橋さん有難うございました。
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