ブログ
手前味噌づくり教室 inAGRI

第6期帰農学校〜冬期湛水と不耕起栽培、育苗温床づくり〜

本日帰農学校voi4
『冬期湛水と不耕起栽培』
最近の調査で縄文時代 竪穴式住居そのものが家庭菜園だったことがわかってきました。
竪穴を掘った際に出た土を、建屋の屋根部分に泥にしてから土壁のように塗り、現代の草屋根工法のように屋根部分に草を生やしていたそうです。
そして屋根に生えてくる、イヌノフグリやギシギシナズナやセリといった雑草類を野菜のように煮炊きして食していたとか....
家そのものが畑になっているとは 合理的でそれにロマンがありますよね。
そして地球が次第に寒冷期に入り食糧調達が難しくなり日本にも農耕が導入され弥生時代に移行していきます。
その時渡来人達が日本を『豊葦原の国』と名付けました。
この、『トヨアシハラのクニ』に日本文化の凄さと工業立国になり得たヒミツが隠されています。
本日は冬期湛水(冬水田んぼ)を通じて日本の秘めたるチカラの講義をさせていただきました。
実践解説は『モミガラ発酵温床』について稲作農家に、つきもののモミガラ。
これを、発酵させてその熱で夏野菜の育苗し、その後発酵分解したモミガラを圃場の土作りに使う方法を解説いたしました。
毎年大量に出るモミガラもこの方法を使えば宝の山に変わります。
自然農法は発酵のチカラあってこその農法なのです。
手前味噌づくり教室

江戸農書を読む会〜麥(むぎ)〜

毎週木曜日20時からは、『江戸農書を読む会』
農業全書をみんなで素読しながら一文ずつ現代語訳と解説をしていきます。
現在素読しているの部分は、麥の章。
大麦の続きから小麦の段に入っていきました。
『農業全書』は、徳川幕府第5代将軍徳川綱吉の時代につくられた日本最古の農業書。
現在の農業書にはない、作物に対する考え方や接し方が事細かに記されております。
今回は、小麦の段が終了後、”日本人と麦の関わり”
これからの米不足に備えて、
実際に問題が起きてから焦るのではなく、
歴史から学べることは学んでおきたい。
『江戸農書を読む会』は毎週木曜日20:00〜21:00に開催中‼︎〈アーカイブ視聴も可能〉
詳しくはこちらから➡︎https://lstep.app/W8owgcB