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本日帰農学校voi4

 

『冬期湛水と不耕起栽培』

 

最近の調査で縄文時代 竪穴式住居そのものが家庭菜園だったことがわかってきました。

竪穴を掘った際に出た土を、建屋の屋根部分に泥にしてから土壁のように塗り、現代の草屋根工法のように屋根部分に草を生やしていたそうです。

そして屋根に生えてくる、イヌノフグリやギシギシナズナやセリといった雑草類を野菜のように煮炊きして食していたとか....

家そのものが畑になっているとは 合理的でそれにロマンがありますよね。

そして地球が次第に寒冷期に入り食糧調達が難しくなり日本にも農耕が導入され弥生時代に移行していきます。

その時渡来人達が日本を『豊葦原の国』と名付けました。

この、『トヨアシハラのクニ』に日本文化の凄さと工業立国になり得たヒミツが隠されています。

 

本日は冬期湛水(冬水田んぼ)を通じて日本の秘めたるチカラの講義をさせていただきました。

 

実践解説は『モミガラ発酵温床』について稲作農家に、つきもののモミガラ。

これを、発酵させてその熱で夏野菜の育苗し、その後発酵分解したモミガラを圃場の土作りに使う方法を解説いたしました。

毎年大量に出るモミガラもこの方法を使えば宝の山に変わります。

 

自然農法は発酵のチカラあってこその農法なのです。