お知らせ・活動報告

2026.02.23 (Mon)  11:24

出張講演会

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先週土曜日、広島県有機農業研究会様主催による記念講演会にて、「次世代にどのような農を伝えるか?」というテーマでお話しさせていただきました。

会場には地元広島県を中心に、他県からも有機農法に取り組む営農家の方々が集まり、世代や作目を超えた真剣な空気が流れていました。

講演では、江戸農書に記された農術や、江戸時代の人々が農業とどのように向き合っていたのかをひも解きながら、「まわし」「ならし」「合わせ」といった、技術以前に大切にされてきた精神性についてお話ししました。

効率や成果だけを追い求めるのではなく、自然と人、土と作物、そして人と人との関係性を調和させる農の在り方が、そこには確かに存在していました。

参加者の皆さんは一様にメモを取りながら熱心に耳を傾けてくださり、農業を“仕事”としてだけでなく、“生き方”として捉え直そうとする姿勢が強く伝わってきました。

1時間30分の講演終了後も熱は冷めることなく、さらに1時間30分に及ぶ質疑応答とディスカッションへ。

現場で日々作物と向き合うプロの営農家同士が、それぞれの実践や葛藤を率直に語り合う、非常に濃密な時間となりました。

短期的な正解は簡単には見えません。

しかし、こうした真摯な対話の積み重ねこそが、次世代へとつながる農の礎になるのだと強く感じました。

この場に集った一人ひとりの思考と実践の先に、日本の農業の新たな希望の芽が、確かに見えた一日でした。