お知らせ・活動報告

2025.12.29 (Mon)  20:54

第6期帰農学校 最後の授業

第6期帰農学校 最後の授業
今年最後の授業は『100年先の作物を育てる』と題して
この1年間の総復習を行いました。
明治維新までの日本人は
『未来』をまな板に乗せ料理出来る民族でした。
それが明治維新以降
目の前の食材(事象)をさばく事に追われるだけの民族に成り下がりました。
江戸時代が始まると、幕府はそれまでの戦乱に荒廃した国を復興させる為、大規模なインフラ整備に着手します。
この復興があったからこそ、明治以降の近代化がスムーズに行われたと言われています。
また、このインフラ整備に伴い、日本史上始まって以来の大バブル時代 『元禄』が到来するにあたり、幕府はこれより、20年も前に、バブル崩壊を予見し、内需拡大政策の準備を始めています。
このように、常に未来をまな板に置き、料理してきたからこそ、260年もの間、大規模な内乱や外征なく平和な時代を維持できたのでしょう。
しかし明治以降の日本は、80年後の未曾有の国難を予見できず、無尽蔵な軍拡と国土拡張政策により、
310万人もの同胞の命を奪う結果となりました。
また戦後の高度成長後のバブル経済の破綻、そして失われた30年を見れば、江戸時代と現代の違いは一目瞭然です。
帰農学校は今の事よりも、未来の人々に美しい圃場や環境を残すための 農法や考え方を学ぶ場所であります。
卒業なされた皆様はぜひ目先の事に翻弄されるのではなく、『未来』を料理出来る農人を目指してください。
合言葉は『明日は帰農にあり‼️
1年間お疲れ様でした。
今後は帰農会で更なる研鑽を高めてまいりましょう。