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2025.06.21 (Sat)  12:55

帰農学校vol.11

帰農学校vol.11
『田んぼの草 畑の草』
梅雨の雨で圃場は程よく潤い
作物はグングン大きく成長する
しかし同時にボリューミーに
なっていくのが圃場の草達
しかしその草達が圃場の土を作り
野菜の栄養となり 根圏微生物の住処となっている
大地がどんな状況になろうと
ニンゲンの浅知恵で様々な除草剤を作り出しても
消える事のない草達
今回はそんな草達を最大の味方にする考え方を
解説させていただきました。
1945年8月6日広島に投下され原子爆弾
4000度の高熱と高濃度放射線に大地は
焼きつくされ、『今後75年間は草木も生えない』と
いわしめた。
しかし、その1ヶ月後、爆心地から2キロ圏内で
スギナが芽吹き出した。
焼き尽くされた不毛の大地に
希望が芽生えたのだ。
スギナは別名『地獄草』という。
地獄にいる閻魔大王の別の姿が
地蔵菩薩。
地獄の大地に芽生えたスギナは
まるで地蔵菩薩のような存在で
あったのであろう。
原爆でも消えなかった草達
それをどうして除草剤で消せるのだろう?
焼畑の表面温度は500度
バーナーの炎は1400度
消えるわけがない。
草は大地のグランドカバー
草が消える時 ニンゲンも消えるのである。